「フィードバック」を使って最短距離で成功する

目標達成に必要なもの

目標達成に必要なものってなんでしょう。

真っ先に上がるのはこの2項目でしょうか。

★ロードマップ (ゴール、期限、中間目標、方法)

★取組む時間の確保

必須項目ですね。今すぐ走り出したくても、まずはこの2項目を準備しましょう。話しはそれからです。

他に必要なものは?

★意志力?

あるに越したことはないです。ただ、マシュマロみたいなふんわりした意志力でも行動し続ければ自然と強度は増していきますので、意志が岩のように固くなるまで待ってなくてもいいんですよ。

★小さな目標達成

モチベーション継続のための有意義な方法のひとつです。「出来た!」の達成感を積み重ねていくので、挫折しにくいです。小さなハードルから始めて、 徐々に ハードルを上げていきます。
欲張りすぎないで!最初は必ずクリアできそうな比較的簡単に取り組めるものを持ってくるのがミソです。 脳は急激な変化を嫌い、現状へ戻そうとする力が働きます。そのため小さな変化を積み重ねることで、脳を慣れさせ、現状へ戻そうというシステムを最小限に抑える事で、大きな変化へとつなげていくのです。

例えば、2か月で5Kg のダイエットを目標とした場合、下記のような週ごとの目標を決めて達成してみるといったものですね。(停滞期などの考慮は無しです、悪しからず!)

  • 1週目:よく噛んで食べる
  • 2週目:よく噛んで食べる+合計1時間の運動をする
  • 3週目:よく噛んで食べる+合計1.5時間の運動をする
  • 4週目:よく噛んで食べる+合計1.5時間の運動をする+間食をやめる 
  • 5週目以降: よく噛んで食べる+合計2時間の運動をする+間食をやめる 

  

フィードバック

最終兵器がこれです。今日の本題「フィードバック」

フィードバックの意義

フィードバックは、第3者からみた、あなたの現状や行動に対する意見や感想をもらうことです。ここで大事なのはその第3者が、あなたの目標を理解しているということです。このとき、フィードバックはゴールまでの道のりの軌道修正として働きます。目標達成までの最短ルートを再確認し、そのルートへ調整し直すことができるというわけです。

例えば、先ほどの例に挙げた”2か月で5Kg のダイエット計画”で1週間に一度のフィードバックがあるとします。

「各週:目標テーマ」に対して報告しフィードバックをもらいます。予定通り達成できている場合、あなたは自信を手にしているでしょうし、第3者からもきっとポジティブな感想や意見がでるでしょう。そうすることで承認欲求も満たされ、モチベーションの継続に繋がりますね。

逆に達成できなかった場合、あなたは落ち込むかもしれませんし、報告するのも嫌だと思うかもしれませんが、そんな時こそフィードバックが生きてきます。

もし第3者から”あなたが、ストレスを抱えているようにみえる”とフィードバックされたら。

  • 運動の時間が捻出できていないのは忙しいからかもしれない。
  • 間食のチョコレートを食べれないイライラが、他の作業効率を落としているのかもしれない。
  • 抱えている心配事がダイエットに集中できないほど大きい。

などの発見があるかもしれません。その場合は、計画を再調整する、他のダイエット方法を考える事につながるでしょう。

ただ怠けてしまったことが原因であれば、ダイエットの目的や重要度を再度確認する機会にもなりますよね。

また、週のテーマが達成できていたとしても、体重の減少が思わしくない場合も現状値の把握を行うことで、計画の再調整へとつながるかもしれません。

いわゆる PDCAサイクル Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)の Check(評価)がフィードバックに値しますね。
サイクルを繰り返し行うことで、確実に目標に近づき、その実感が伴います。

ただし、フィードバックは、客観的事実以外に、第3者の主観も入っているので、全てが正しいとは限りません。

そのため、目標達成にはフィードバックをもとに、自分で判断し、次の行動を修正(もしくは継続)することが、大事です。

フィードバックのメリットはこんなにもあります。

  • 客観的視点、事実に基づく現状(現在地)の把握
  • 自分が周囲へ与えている影響や人間関係における自分の位置
  • 自分のなかで「どう思われているか」と考えるエネルギーを減少できる
  • 自分で気づかなかった情報や知見を得られ、効率的に物事を進められる。
  • 「勇気づけ」や「軌道修正」が、能動的に取り組む助けになる


ゴールまでの最短距離に近づける

目標までのスタートからゴールまでの最短距離は、図で書くと直線ですね。言わずもがな。しかしながら予定通り進むことはまれで、トライ&エラーを繰り返し進めていくことの方がずっと多いことを 私たちは経験から知っています。

トライ&エラーをより効率的に、効果的にするものがフィードバックなんです。

適切なタイミングで行うこともポイントです。

フィードバックまでの時間が短すぎると、フィードバック頼りになり自分自身の創意工夫が発揮できなくなる可能性があります。また、長すぎると軌道修正が必要な際の変化が大きくなることで時間のロスや気持ちの立て直しが必要になる可能性が出てきます。自分に合ったタイミングを見つけましょう。

組織の中のフィードバック

「フィードバック 」 は組織において日常的に使われていますね。上司部下間でのフィードバックが多いことでしょう。

組織においてありがちなこととして、受け取る側がフィードバックを”怖い”と思ってしまうこと。

フィードバック = あなたに対する評価 と受取ってしまいがちですがそうではありません。 ネガティブな要素が含まれる場合は特にですが、事実の指摘 = 否定 でもありません。 

先にも書きましたが、
フィードバックとはゴールまでの軌道修正にほかなりません。

フィードバックを受け取ったとき、もしネガティブな感情がわいてきたとしたら。それは 与える側、受ける側どちらかに「ゴールのための軌道修正」の考えが欠落しているか、もしくは両者の考えるゴールが一致していない可能性があります。立ち止まって見直す必要がありますね。

「フィードバック」と「コーチング」

コーチングを受けている方の中には「フィードバック」を得る事が目的だという方も多くいます。

自己達成能力が高い方でも、自分を客観視をすることが難しい場合もありますし、ブラインドスポットと呼ばれる周囲には見えていても自分には見えないポイントも実際あります。

互いの信頼関係になりたつコーチングにおいては、フィードバックの受取りかたも積極的になり、結果 目標達成までの距離、時間が最速に近くなるというものうなづけます。

「フィードバック」を積極的に取りに行きましょう。
軌道修正が目標達成の早道です!

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