新年の抱負は今からでもやり直せる!

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2020年始まって、6週間が経とうとしています。

あなたが立てた今年の新年の抱負、継続していますか?

「順調だよ!」と答えたあなた。

素晴らしい~!その調子で頑張ってください!!

一瞬、目を伏せてしまったそこのあなた。そう、あなた。

・・・お気持ちお察しします。

実は、世間の75%があなたと同じ状況にいます。

統計学によると「新年の抱負」を掲げてから30日の時点で、目標達成に向けての行動を継続している人は25%なのだそうです。

そして実際に目標達成できるのはたったの8%にすぎないとのこと。

92%もの多くの方々は、1年後に今年と同じ抱負を掲げる可能性があるということになりますね。

「新年の抱負」が続かない。それはなぜでしょう?

新年の抱負が続かない3つの理由

ズバリ3つの理由があります。

  • 1)目標が現実的でない
  • 2)目標はあるが目的がない
  • 3)障害への対処法がない

それでは一つづつ見ていきましょう。

理由1)目標が現実的でない

Photo by Kyle Hinkson on Unsplash

現実的でない目標の代表的なものに「毎日○○する!」があります。

ハッキリ言いましょう。これは無謀です。毎日出来ることというのは、すでに習慣化されている事です。歯を磨く、お風呂に入る、ごはんを食べるなどの自分の生活の一部として「よし、やるぞ!」といちいち意気込まなくてもできること、すなわち、考えなくても無意識にできることを習慣と呼びます。

「毎日1時間早起きして勉強するぞ!」そう決めたのに2日目から起きられない。。

落ち込まないで!

それはあなたの意思が弱いからではないんです。

脳が正常に働いている証拠です。
脳は急激な変化を嫌います。 自己防衛の一種です。そのため脳は今までの状況に戻そう戻そうと働きかけます。あなたの目論見とは逆に、脳は機能的に変わることを良しとしないんです。

そのためテクニックが必要なのです。

それは「段階を経る」ということ。変化を起こして習慣化するには、脳をだまして小さい変化を少しづつ少しづつ積み重ねるしかないのです。

まずは週に2回の早起き→慣れてきたら週に3回の早起き→慣れてきたら週に5回の早起き→毎日早起き という具合に段階を経ると継続しやすく、習慣化しやすくなります。

理由2)目標はあるが目的がない

Photo by Remi Yuan on Unsplash

「何のために変化を起こすのか」が明確でないと目標はいとも簡単に揺らいでしまいます。

目標と目的の違いですね。

さらに手段を加えた3段階のどこに自分がいるのかを知っていると「新年の抱負」はすでにあなたの手中にあるといっても過言ではありません。

  • 目的:最終的に達成したいものや状態
  • 目標:目的を達成するための達成基準
  • 手段:目標を達成するための行動や方法

先ほどの 「毎日1時間早く起きて勉強をする」 は、上記でいうとどれでしょう。

そう、手段ですね。

その先の目標は? 「資格を取る」や「日常英会話を身に着ける」や「世界情勢に詳しくなる」かもしれません。

では、その先の目的は?「憧れの仕事に就く」「充実した海外旅行」「投資で成功する」なのかもしれない。

目的、目標、手段 を書きだしてみましょう。

このように目的・目標・手段までが一連の流れになると、行動する意義「何のためにやるのか」が見えてきて取り組みやすくなります。

理由3)障害への対処法がない

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障害への対処法。これは非常に有効な手段です。

あなたは、おそらく仕事やプライベートの大事な事においてはこの能力を発揮しているはずなんです。

当初予定していたことと違う事が起きてしまった!突如障害が現れた!

予期せぬ事は往々にして起こるもの。でも私達は、どんな危機に面したとしてもその障害を乗り越えるため策を練ります。 だってその先に進みたいから。

プロジェクトを完遂するため。クライアントの要望に応えるため。または素敵なデートを実現するため。家族との時間を満足するものにするため。 そのために策を練って実行するんです。

さらに言うと、起こりうる障害を予想して事前に対策を立てているという”できる人”も少なくないでしょう。

でもなぜか、自分の目標達成に関しては障害への対応策を立てていない場合が多いんです。なぜでしょう。

他人との利害関係がないからプレッシャーや責任がない。それをやめても周囲の誰にも迷惑がかからない。

そうですよね、相手や対象物を尊重するなら障害があっても乗り越えたいと思いますもんね。。

と、すると、、、

あれ、自分自身のこと、尊重していないんですか?

人生の主人公であるご自身のこと、軽くみているんですか?

未来の自分へ付けをまわすのですか?

いいえ、今の自分も、未来の自分も大事ですよね。

だから自分の目標に考えうる障害への対応を考えておくことは、自分を尊重することでもあるんです。目標達成する未来の自分のために。

「毎日1時間早く起きて勉強をする」の障害と対策を考えてみましょう。対策は様々あります。

起こりうる障害:起きられない
対策:1時間早く寝る。
   目標と目的を毎日確認する。
   起きた後のご褒美を用意しておく。
   協力者を作り、起きて顔を洗ったらLineで報告する。
   報告しなかった日は協力者に「なぜ起きなかったのか」と聞いてもらう。
   どうしても起きれない日は昼食時の1時間を勉強時間に充てる。などなど。

具体的な対策を立てておくと「起きられない」状況に対策を実行するチャンスがあるので、急に継続できなくなる可能性は低くなります。

WOOP:実践的な計画をたてよう

ここで「WOOP」 という実践的な計画を立てる方法をご紹介します。

WOOPは、ニューヨーク大学の心理学教授であるガブリエル・エッティンゲン教授が、20年の科学的研究をもとに推奨している計画の立て方です。

教授は「人は目標を実現したときの空想にエネルギーをかけすぎて、目標を実現するための行動にエネルギーを注いでいない!」といいます。

彼女の著書「成功するにはポジティブ思考を捨てなさい~願望を実行計画に変えるWOOPの法則」には下記のようにあります。

たとえば減量プログラムに挑戦中の女性のうち、半数にはスリムになって外出する姿など、成功後のポジティブな夢を想像してもらい、半数にはドーナツの誘惑と必死で闘う姿など、ネガティブな障害を想像してもらった。すると一年後、ダイエットに成功したのはネガティブな障害を想像していたグループだった!
目標を達成するには、ひたすらポジティブに夢見るよりも、理想と現実のギャップに注目し、対策を立てたほうが効果的なのだ。

本案内より引用

では「WOOP」とは何を表しているのでしょう。

それは4つの文字の頭文字。

W : Wish 願望

目標設定ですね。簡単すぎず難しすぎない実現可能な事であることが望ましいです。

O : Outcome 結果

目標が達成されたらどんな事がおこりますか?どんな感情を経験しますか?

O:Obstract 障害

目標までの道にありえる障害や邪魔するものは何ですか?それはもしかすると、あなた自身の不合理な信条や悪い癖かもしれません。

P:Plan 対処法

障害に対する対処法を考えて準備しておきます。行動を継続するための重要なポイントです。

WOOPのエクササイズは、こちらのYoutube動画を見ながらトライできます。約5分50秒の動画で日本語字幕を選択できます。

新年の抱負、、今からでもまだやり直せます。全然遅くないです。

考えうる障害物や対処法を具体的に準備して、目標実現へ向けて一歩踏み出しましょう!

自分でやると、どうも尻切れトンボになってしまう。強制力がない。とちょっと自信が不足しているかたは、コーチングを利用するのも手です。「無料お試しコーチング(45分)」がありますので、気軽に利用してみてください。

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